吃音(きつおん)それ自体は、心の病というわけではありませんが、精神面に及ぼす影響があると考えたので、取り上げました。
吃音の症状の多くは、幼児期に始まります。
吃音は、一度良くなっても再度ひどくなるなど症状に波があり、長い目で見ていく必要があるといわれています。
吃音がある子供は、学校に上がると、周りの子供から指摘され、しだいに吃音を意識するようになります。
そして、特定の音がいっそう出にくくなったり、言葉が出るまでに時間がかかったりします。
また、言葉を無理に出そうとして、不必要な力や動きが伴い、身体が過度に緊張します。
このような状況が続くと、吃音を気にして人前で話すことを嫌うようになり、さらに、吃音の場面で周囲から中傷されたりすると、いっそう話すことを避けようとし、話すときの緊張も増大してしまいます。
吃音は、思春期以降になると慢性化し、本人は、話すことへの恐怖感に襲われ、いざ話す場面では緊張が高じ、さらには挫折感を味わうこともあり、悪循環がおこる可能性も指摘されています。